FX初心者が損だけで終わらせないために
FX初心者が損だけで終わらせないためには
9割が損をしていると言われるFX取引。その中にFX取引初心者が多く含まれていると考えられます。
FXの初心者の多くが損をして相場から去って行きます。誰しも例外無くそのようなリスクを背負っています。FX初心者でも利益を上げる人もいます。損をして退場するFX初心者は、相場に慣れないうちに、大きなリスクを冒していると考えられます。
FX初心者が冒すリスクを取り上げ、リスク回避をすることで相場に生き残る方法を身につけましょう。
初心者が冒しやすいリスク
- ①エントリーポイントが分からず、根拠の無い売買になっている
- ②頻繁に売買しすぎ
- ③レバレッジが大きすぎる
- ④損を取り戻そうとムキになる
- ⑤逆指値(ストップロス)注文で損切りしない
- ⑥損は大きくして、利益は直ぐに確定する
初心者が冒しやすいリスクの解決策
冒しやすいリスクの解決策を実行し、FXの初心者も利益を上げる投資家になりましょう。
①エンポリーポイントが分からないのに売買している。
エントリーポイントは、どこで幾らで買うか(売るか)について、根拠のある取引ができないと勝てません。そのためには、チャートを学ぶ事が必要。チャートを見れば
「何処で買いに入るか、売るか」が分かるようになります。
下の画像の①と②が買いのエントリーポイントの1例になります。
①は前の高値を抜けたとき、②は上昇トレンドを保ちながら押し目をつけたとき
いずれも代表的な買いのエントリーポイントです。
②頻繁に売買しすぎ
これも①のエントリーポイントが分からないと、頻繁に売買を繰り返してしまうという傾向があります。もちろんスキャルピングのようにエントリーポイントを決めて頻繁に売買を繰り返すのは正しいやり方ですが、FX初心者には向いてないと思います。
平日は勤めに出てるなら、スキャルピングでパソコンに張り付くことはできませんから、頻繁な売買はFX初心者が最初から行う売買ではありません。
③レバレッジが大きすぎる
怖いもの知らずのFX初心者が、良くやりがちな高いレバレッジでの取引。ハイリスクハイリターンですが、FX初心者ではハイリスクでしかありません。
プロのトレーダーでも10倍のレバレッジは滅多に使わず、せいぜい5倍のレバレッジで取引しているんです。大きな損失を負わないためです。
それなのに、FX初心者が10倍、15倍、20倍、25倍という高いレバレッジでFX取引することは自殺行為ですし、してはいけません。
④損を取り戻そうとムキになる
FXの取引をするときには、エントリーポイントを決めてそれ以外ではエントリーをしないようにアドバイスしました。FX取引に損はつきものですし、避けられません。
大事なのは、損を少なくすることです。逆指値(ストップロス)注文で損切りをすれば、最小の損で済むのに、大きな損をしてしまうと、取り返そうとムキになってしまいます。興奮してしまうと、冷静な判断ができないので投資の心理状態としては最悪です。
エントリーポイントを決めて、ストップロス注文で損を最小にして、利益はできるだけ伸ばすよう、取引をすればムキになる必要はありません。
⑤逆指値(ストップロス)注文で損切りしない
注文をするとき、多くの人が買うだけで終わっています。FX初心者に限らず、FXで負ける大きな原因が「エントリー注文(買いあるいは、売り)と同時にエントリーした後の逆指値(ストップロス)注文をしないことにあります。忘れているのではなく、「損をする」という前提で注文をすることに心理的抵抗があるからです。
しかし、FX取引でドルを買った後に大きく下がったらどうしますか?「上がる」という前提で買っているのに、「大きく下がった」場合、人は損を切ることがなかなかできず、その後の取引を利益を上げるためではなく、少しでも損を取り戻す取引になってしまいます。FXで重要なのは「資金管理」ですし、「利益を上げるよりも損を最小にする」ことです。
つまり、いつまでも失敗の後始末に追われるようでは、お金を無くさないうちにFXをやめた方がいいです。時間もお金も勿体ない。
だから、失敗した、思惑が外れたと思えばいち早くやり直して、次のチャンスを待つ方が利益を上げるチャンスが広がります。そのためにエントリー注文をするときに、予め「買い」あるいは「(空)売りの注文が約定と同時に逆指値(ストップロス)注文をしておけばいいんです。
これをやれば、勝ち組投資家に大きく近づきます。やってみればわかりますが、損切をすれば「スッキリ」した気持ちになれます。心を新たにして新しいエントリーができる前向きなFX取引ができるんですから、楽しくなってくるはずですよ。
⑥損を大きくして利益を小さくする
そんな事では、負けてしまいますよね。こうせざるを得ない状況を自分が作り出しているんです。そういう状況を作り出さない事が、「損を小さくして利益を大きくする」ことになります。
損を大きくするのは⑤で述べたように「損切り」ができずに、ずるずると損失を膨らませる場合が多いんです。損を膨らませて「どうにも耐えられない損失額」になって初めて、損切りするものですから、大きな損失になってしまいます。
本人は、また買った価格に為替レートが戻ってくる事を祈ってるんですが、そうは上手く行きません。そういう大きな負け方をしていると、利益が少し出たら、損失にならないうちにと焦ってわずかな利益で決済してしまうようになります。
このようなFX取引で利益を大きく伸ばせる道理はない事はわかるでしょう。だから自分の決めた逆指値で損切りを設定しておけば、かすり傷ですみ、利益を上げるFX取引にエントリーする体制がすぐにできます。逆指値注文で損切ラインを設定しておくことが、ここでもやはり大事だということです。