相場は怖くない
相場は怖くない
為替情報を早く仕入れれば、儲かるというのは思い込みです。プロのディーラーやアナリストが値上がりする金融商品の情報を持っていると思うのも誤解です。
むしろそのような他人の情報を手に入れて投資するのは、とても危険なことです。信頼できそうな○○さんが言った通りに取引して、利益のあがる事はたまにはあるでしょう。
しかし、そのようなラッキーな事はいつも起きるわけではなく、大きな失敗をして終わる可能性が大きいです。チャートを分析して取引することは常識ですが、買ったあと上がるはずが下がってしまう可能性だってあるわけです。チャートはあくまでも過去の事。現在起こっている事に為替レートは影響されます。
自分の判断基準を持つ
FX初心者は取引の判断基準を作り上げ、それに従って取引する事が大事です。他人の意見や情報に振り回されないようになることです。
今回のアベノミクス相場でFXや株、先物の相場参加者が増えています。しかし急速な乱高下があったり、動揺しているFX初心者も多いでしょう。素人は手を出すべきではないという意見もありますが、相場は博打でもなく、怖いものでもありません。
価格の変動するタイミングを捉えることは可能です。ひらめきや感覚ではなく、トレード技術としてしっかりと身につければ、変動するタイミングを捉えるしっかりした技術と知識を持てばいいんです。正しい手順やルールを覚えて、その手順通りに売買すれば成果を着実に出せます。FX取引は必要以上に怖いものではありません。
市場分析とファンダメンタルズ分析だけでは勝てない
プロでさえファンダメンタル分析や市場分析だけでは勝てないといいます。むしろ市場分析などしない方が良いというディーラーさえいるぐらいです。
そんなものより遥かに大事なのが、チャートを分析し、チャートを自由自在に使いこなす能力です。少しばかりチャートが読めるようになっても、合格点ではありません。それを使いこなせるには時間と経験が必要なんです。
相場を読もうとするのはそもそも間違いで、相場の流れについてい事だけが正解なんDねす。そのためにチャートを使うというわけです。
感情をコントロールする事が最も重要
FXの取引をすると、自分の心が焦ったり、不安に思ったり、損きりをするのをためらったり、利益をすぐに確定したがったり、自分の心のコントロールが難しい事に直面します。心がコントロールできなければ、判断を誤って大きな損失を負うことになりかねません。
投資ツール(チャートなど)を使う前に心構えを作る事が大事
巨大なモンスターであるFX相場には、底知れぬパワーをもったヘッジファンドが幾つもあり、銀行があり、とても個人で太刀打ちできる相手ではありません。相場と戦わず流れについて行くだけです。
相場は常に正しい
チャートを見ながらこれはおかしい、間違っていると言っても仕方ありません。相場にはついて行くだけです。長い道中を共にする旅の友達のようなものです。
相場を予想してはいけない
予想する事の欠点は予想に拘りすぎる事から始まる。予想にこだわる事で、大きな期待を持ってしまい、為替レートが予想に反した時に、その期待感を打ち消すことができなくなってしまいます。
その結果現実に起きている為替レートの反対の動きを無視したり軽視することになり、相場の動きを読めなくなってしまいます。
根拠のある判断に基づいてFX相場の見通しをつける事は大事ですが、「上がりそうな気がする」「あがってくれたらいいな」という程度の「予想」は思い込みにしかすぎないのです。
予想は自分の思い込みなので、考え方を変えないと「予想屋」で終わってしまいます。これはプロのトレーダーでさえ気をつけないとあることと言われますから、人間にはそういう傾向があるようです。