レバレッジの良い点と危険性
FX取引においてレバレッジの優れた点と危険
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レバレッジ取引の建玉について
FXの優れているところ
- 銀行の外貨預金より少ない資金で、外貨預金と同じ利益を受けられること。
- 外貨預金よりも素早く相場変動をとらえて、利益になる相場だけ取引に参加できる。
- 外貨預金と違って、外貨高・円安局面だけでなく、外貨安・円高局面でも「売り=ショート」で利益をあげられること。
FX取引と外貨預金のリスク管理の違い
- 外貨預金
- 100万円の資金で1ドル100円の為替レートで外貨預金に預けた場合、相場が100円から90円になると、10万円の為替差損が生じます。
金利分や手数料を無視すれば、運用資産は100万円から90万円に減ります。
この損失は避けられれば避けたいのですが、為替リスクとして容認できないものでもないでしょう。
逆に1ドル100円から110円になると10万円の利益になります。これが1年間での利益なら年率10%の利益になります。一攫千金を狙う人からは小さな利益でしょうが、年率10%の投資はとても優れた投資だといえます。
- FX取引
- レバレッジを効かせたい投資家が多いのが現実です。
100万円あれば、1ドル=100円の為替レートのとき、最大で25倍のレバレッジが効かせられます。つまり100万円の証拠金で25枚つまり2500万円のFX取引ができるんです。
- レバレッジを効かせたい投資家が多いのが現実です。
さすがにそこまで高いレバレッジをとるのは自殺行為です。ここでは10倍のレバレッジをとることにします。
1ドル=100円のとき、レバレッジ10倍、つまり10枚(10万ドル)買ったとします。その後1ドルが100円から90円に下がってしまうと、10円×10万=100万円の損失。
10円円高になってしまうと、100万円の損失が生じて資金は無くなってしまいます。
仮に100円から110円への円安になれば10円×10=100万円の利益になります。
このようにレバレッジは成功すれば大きな利益を生みますが、損失になればすべてを失います。
FXでレバレッジ1倍にして運用してみる
レバレッジ1倍にして外貨預金と同じリスクで運用すれば、損失も少なくて済むし、決済もいつでもできるので波に乗ったFX取引ができます。そして買いでも売りでも利益を上げる事もFX取引の大きな強みです。
FX取引では年5%の程度の利益が上がれば上出来という取引ですから、10万円ほどの利益を上げれば優秀です。
一攫千金狙いが失敗したときの損失の大きさに比べれば年5%程度の利益に満足する方が賢い投資だと言えます。ましてや銀行に100万円を預けても、ほんのわずかな利子が着くだけです。
一攫千金を狙うと冷静な判断が下せなくなってしまいます。そういう心理状態では大きなリスクにやられて資産の全てを失うのがオチになります。
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